(2010年読了)ホラー・ファンタジー
このミス2010年度版で3位だった作品。単行本で600ページを超える大作であるが、そこそこ面白いので一気に読める。このリーダビリティはさすがだと思う。とはいえ、前半はちょっと無駄に長い気がする。読者と主人公に情報が隠されてる時間が長い。ラストは、…
表題作ほか3編を収録。1本目「熱帯夜」はカットバックと思いきや、実は叙述というよくあるパターン。内容的にも今ひとつ。デビュー作『鼻』が凄かっただけに、う?むという感じだった。しかし、2本目「あげくの果て」と3本目の「最期の言い訳」はなかなかの出…
軽く地雷だった。スタンダートなホラーというか、なんの工夫もないストーリー。中途半端な神の視点で、やたらと読みづらい文章。フォント変えたり、同じ単語の連発(コピペ)というネット小説的、厨房的発想。いろんな要素ごちゃまぜで、よくわからんかった…
第14回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作「鼻」、ほか書き下ろしの中編2編を収録。 「鼻」は賞をとっただけあって、なかなかの傑作。ただ、ネタバレ解説を読みないと、その傑作っぷりに気づかない(気づきにくい)。解説を読んで、はじめて「スゲー…
現在、シリーズ計4冊も出ている作品ということで、それなりに期待していた。まえがきで、報復屋の話と知り、さらに期待が高まった。 しかし、まったく面白くなかった。読む続けるのが苦痛で、読了まで時間がかかった(時間を無駄にした)。以下、面白くない…
「粘膜」シリーズ第3弾。『粘膜人間』、『粘膜蜥蜴』同様に、読み手を選ぶ。私はとても楽しめた。ギャグも笑えた。ヘモやんが富蔵と被っており、3作目にしてすでにマンネリ。また、構成やオチもワンパターン化してはいるが、読んでいる最中楽しいので問題な…
第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。※この時の大賞は真藤順丈『庵堂三兄弟の聖職』、 長編賞は飴村行『粘膜人間』 。 表題作ほか、第14回で最終選考に残った「ぞんびになりたかった」を改題・改稿した「ぞんび団地」、書下ろしの「黙契」の3編を収録。「…
表題作ほか、全4短編(中編)を収録。物体に宿る残留思念を読むことのできる(サイコメトリー)能力を持つ少女が登場するミステリー。なかなか良かった。特に表題作の「鋏の記憶」は泣ける。にしても、なんで「ホラー文庫」なんだろうね? 鋏の記憶 (中公文…
『いま、会いにゆきます』の市川拓司のデビュー作。『いま、会いにゆきます』のヒットの影響か、テレビドラマ化もされた作品だとか。 妻が若返り(成長が逆転し子供になっていく)、最後には消えてしまう話。ただそれだけのもの。まあ、文章技術はある人なん…
表題作を含む短編12本を収録。すっかり今邑彩さんのファンになりました。「短編のお手本」というような作品ばかり。他の作品も読んでみたいね。 よもつひらさか (集英社文庫) おすすめ平均 出会えてよかった。すごい!!やるなぁ・・・雰囲気はよかった…タイ…
第13回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作「サンマイ崩れ」 方言まじりの独特の文体、しかもいわゆる「キチガイ」の視点ということで、独特の気味の悪さがある。ただ、その分、読みづらいし、わかりづらい。終盤は雑読みになったが、一応最後まで読んだ。 ネッ…
「クラスメイト」、「穴」、「全裸部屋」の3短(中)編を収録。う?ん、いまいち。どれも素人くさい。実際素人の作品だけど。必死に「意外な真相(犯人)を提示しますよ」という著者の目論見が、読者にダイレクトに伝わりすぎ(たいして意外でないどころか、…
いいねえこの人、いい作家だわ。コウカ・コウラもいい、富蔵も(・∀・)イイ!もう今から次作(『粘膜兄弟』)が楽しみ。ちなみに、本作は貴志祐介の『新世界より』に似てるね。影響を受けたかな? 粘膜蜥蜴 「粘膜」シリーズ (角川ホラー文庫) 作者:飴村 行 K…
「死(相)」が見える探偵・弦矢俊一郎を主人公にした「死相学探偵シリーズ」の第一弾。角川ホラー文庫からの発売。 「死(相)」が見えるというアイデア自体は悪くはない。とはいえ、ややありきたりな感じがするのも事実。刊行されたのは2008年だから、すで…
表題作を含む短編8編を収録。普通レベルのものもあるが、普通以上に面白いものもある。作品により、雑誌での発表時期が異なるため、作風も異なる(ミステリー的なもの、ホラー的なもの、といった風に)オヤジ向け週刊誌にあるようなしょうもないギャグ(「フ…
表題作を含む短編連作集。相変わらず空気感は素晴らしい。ただ本作はつまらなくはないが、面白いというほどではない。デビュー作を含め似た作品が続いたこともあり、ここにきてビミョウに変化をつけてきた。しかし、悪い方に変化した。とにかくストーリーが…
これはひどい。『リング』を劣化させたようなひどいストーリーに、ひどい文章。デビュー作『虫とりのうた』の方がましに感じる。とにかく「素人が書いた小説」という感じ。商業レベルには達してない。ちなみに、全体的にホラーテイストではあるが、最終的に…
『!(ビックリマーク)』に次ぐ、二宮敦人の著作第二作目。「ずっと101号室」と「アナタライフ」の中編2編を収録。 そこそこ面白い。「ずっと101号室」は、まあ凡作だけど、最近の「世にも奇妙な物語」よりは良い。「アナタライフ」の劇中登場する思想は、ど…
第15回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。面白かった。ストーリー自体やオチには物足りなさがあるものの、独特の世界観は素直に楽しめた。「出た、蕎麦が出たぞっ」は、最高!エログロ小説なので、人を選ぶけども、オススメできる一冊だ。※終盤、祐二の通夜シ…
「アバター」といえば、昨年公開されたJ・キャメロンの映画が話題になっていますね。FF13の超美麗グラフィックが霞んでしまうほどの、超絶映像らしいですね。さて、本作は携帯電話のSNSサイトのアバターにのめり込んでしまった少女たちの物語。前半は普通だ…