読んだ本をダラダラと報告する

ミステリー、SF中心。最近読んだ本の報告のほか、絶対読んで損はなしという本も紹介します。あと、映画、ドラマ、アニメ、ゲームもね。(Since2006)

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『裁判員制度ドラマSP「サマヨイザクラ」』

裁判員制度という時事ネタに加え、貧乏、ヲタク、ニート、いじめといった要素を詰め込んだドラマ。原作を無理に2時間に収めようとしたせいなのか、なんだかシーンのつながりが悪いというか、滑らかさがないというか、変な違和感を感じた。(シーンぶつ切りで…

辻村深月『太陽の坐る場所』

25歳にもなると、「いい会社に入り、満足のいく仕事をしている者」「人はいい会社というけれど、本人はストレスだらけ」「就職に失敗し、貧乏くらし」「夢を捨てきれない者」「結婚する者」「都落ちするもの」「海外に逃げる者」など、同じ大学出身者であっ…

「葛城ミサト報道計画」について

バンナムから、PS3向けの有料サービス(月800円)として、「葛城ミサト報道計画」が配信されるそうです。ミサトさんが、毎日新聞提供のニュースを読み上げるというもので、公式サイト(下のリンク)で実際にニュースを読み上げている映像を見ることができま…

[訃報]栗本薫氏死去

SF作品を中心に活躍された栗本薫氏が、2009年5月26日亡くなったそうです。 私は、「薫」という名前に、女性なのか男性なのか、今日まで知りませんでした。今回の訃報を受け調べたところ、女性だったと知りました。※なお、「栗本薫」は筆名。超大作シリーズな…

雫井脩介『虚貌』

これは売れる作品だ(実際売れた)。雫井さんのこの手の作品はいい。なかなか面白かった。幅広くオススメできるエンタメ作品といえる。本作でも終盤に、犯人による「ふんんんっ!」が登場。これはお決まりのようですね。 本作の最大のネタというかトリックに…

橋口いくよ『原宿ガール』

32歳のオバハン?が、17歳のアイドルとしてデビューする話。著者自身が32歳のときに、AKB48にスカウトされたという経験をモチーフにしている。(著者ブログ→http://mahaloha.exblog.jp/4607119/)序盤から中盤にかけて(デビューにいたるシーンまで)は、とて…

『24 -TWENTY FOUR- シーズン?』

(ネタバレあり)やはり面白い。特に序盤の主要キャストの死から空港立てこもり事件突入まで非常に面白かった。歪んだ愛国心から生み出された恐るべき計画、そこから派生したテロ攻撃。従来シーズンと異なり、テログループの行動に計画性がなく(また一枚岩…

<映画雑談>英語のスラングというか

最近、海外ドラマ(英米)をよく見ているのですが、ホント汚い言葉が多いわ(W日本の作品では、それほど「クソ?!」とか「畜生!」なんてセリフ、それほど出てこないと思います。ですが、海外ドラマじゃあ、10分おきに出てくる(作品にもよるが)。80年代くら…

もうすぐE3

いよいよE3まで、2週間足らずとなりました。 私的に気になるのは、 ●PSP2は出るのか?●小型化されたPS3は発表されるのか?●小島の新作(ふざけたカウントダウンに頭にきた人多数かと。ただ、セブンアンドワイでファミ通の最新刊情報が出たようです。どうやら…

阿刀田高『霧のレクイエム』

交換殺人もの。ロマンテックな雰囲気と旅情が豊か。なかなか良かった。 たとえば、『……好きな人を待つ心理にはいつもこんな作用があるものだ。たとえば渋谷のハチ公前の待ち合せ。約束の時間を六、七分すぎるころまでは、なんともない。むしろ胸を弾ませて待…

笹沢左保『死の追走―次は誰か』

いろんな人生、いろんな死にざまを扱った短編連作集。まあ、普通の出来。 死の追走―次は誰か (講談社文庫) 笹沢 左保講談社 1999-10売り上げランキング : 1573849Amazonで詳しく見る by G-Tools

『夢のゆくえ』は名曲ですねえ!!

別の記事で、映画ドラえもんの私的ベスト10を紹介しました。そこで、完全にスルーした『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』なのですが、この作品の主題歌がメチャクチャよいので紹介しておきます。まずは、し聴を↓ 夢のゆくえ ※歌詞の情報は、歌ネットよ…

椙本孝思『明日、キャロラインカフェで』

商品の売り文句として「奇妙でせつない青春恋愛ミステリー」とあります。まあ、その通りです。ただ、ありがちといったら、ありがちな内容かな。ストーリーの完成度は低い。誤字脱字が何箇所かありました。 明日、キャロラインカフェで 椙本 孝思アルファポリ…

新堂冬樹『女王蘭』

本作は、ドラマ化もされた『黒い太陽』の続編という位置づけ。※ちなみに『溝鼠』の鷹場が、まさかのちょい役として登場する。 あまり出来のいい作品とはいえなかった。内容的な荒っぽさも目立つ。原稿として完成されていないというか、ラフを読んでいるよう…

北山猛邦『踊るジョーカー―名探偵 音野順の事件簿』

表題作を含む短編5編を収録。推理小説家と引きこもり(名探偵)の活躍を描いている。ま、いかにも雑誌連載の短編という感じ。 ところで、本作はカバーなどに片山若子というイラストレーターのイラストを使用している。キャラのタッチが個性的で、なかなか素…

Wii「モンスターハンター3(トライ)」8月1日発売へ

だそうですね。買わないけど。あ、ところで、7ヶ月ぶりくらいになんとなくMHP2Gをプレイしてみました。操作感覚を取り戻すのに苦労しましたが、集会所上位なら特に苦労せずクリアできました。ただ、G級はキツイ。ということで、放置していた訓練所をプレイし…

東川篤哉『もう誘拐なんてしない』

単なるドタバタ狂言誘拐モノかと思いきや、途中で意外な展開を見せる。このあたり、さすが東川篤哉である。ただ、狂言誘拐の告白シーンが妙にアッサリだったのと、(偽金絡みの)印刷所社長殺人事件が放置されたのが残念。 あと、この作品もタイトルがいまい…

 「Q.E.D. 証明終了」

2009年1月?3月に放送されたドラマ。(再放送のタイミングから録画をしてました)以下、ボロクソ書いてますので、ファンの方は見ない方がいいでしょう。私の意見です。********************************** あまりのひどさに笑った。この10年くらいのドラマで…

最近やったゲーム『Never7 -the end of infinity-』

名作といわれる「Infinity」シリーズの第一作がPSPでリリースされた。いわゆるギャルゲーである。ギャルゲーといっても、単に恋愛を楽しむというものではない。この手のゲームの多くは、ミステリやSFを題材としたものが多く、多数の傑作が生み出されている。 …

霧舎巧『マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ』

《あかずの扉》研究会シリーズ第4作。 アイデアはいっぱい詰まっている。だけど、なんだかなあ?と。ストーリーが面白くないのかなあ? 2重3重の謎解きアイデアが先にあり、それに無理やりストーリーをつけた。しかし、そのストーリーがうまく機能しなかった…

霧舎巧『ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ』

《あかずの扉》研究会シリーズ第3作。 非常に計算して作られた作品だと思う。推理を構築させてもそれをあえて破壊させる。真相に向けての推理が二転三転するあたりは、見事なお手並みといえよう。また鳴海によるダイイングメッセージの講義も面白い。 (以下…

雫井脩介『ビター・ブラッド』

「ビター・ブラッド」というカタカナタイトルだけでは、どういう作品かイメージしづらい。人によっては、言葉の響きから爽やかな青春ものと思う人もいるかも知れない。 が、「ビター・ブラッド(Bitter Blood)」は、直訳すると「苦い血」。実はある親子を描…

島荘、日本ミステリー文学大賞受賞

『島田荘司さん「無冠」返上』(2009年5月7日 読売新聞) だそうです。島荘先生の功績は、いろんな賞を受賞するに十分すぎるものがある。だけど、御大には、賞の類は意地でも受け取ってほしくなかったなあ。これで、少し箔が剥がれたというか、島荘先生(の今…

『24 -TWENTY FOUR- シーズン?』

(若干のネタバレ含む)いまさらですが、シーズン4を一気に見ました。相変わらず面白いですね。先を読めない展開、次から次に登場するテロリスト、裏切りと拷問、そして家族と職場の人間関係。いかにも24で見始めるととまりません。 ただ、国防長官を救出す…

吉野匠『レイン 雨の日に生まれた戦士』

アルファポリスから生まれた剣と魔法のファンタジー。 主人公レインのセリフ運びや地の文に、現代的な砕けた(ギャグありの)表現が使用されている。私は少し違和感を感じた。 それから、レインは大陸の北にある村出身なのに、なぜ(流れ着いた先の)国のた…

蘇部健一『六枚のとんかつ』

第3回メフィスト賞受賞作。「6とん」の略称で知られる有名作品。ノベルスが発売したときに買って読んだ気もするのだが、内容を覚えていないので読んでみた。推理小説というより、推理クイズ集のようなものとして読むといいかも知れない。ところで解説による…

東川篤哉『館島』

東京創元社の「ミステリフロンティア」で刊行された作品。孤島の館もの。勝気で高飛車な女探偵、大掛かりな物理トリック、ユーモアあふれる筆致と、読んでいて楽しい要素ばかりだ。ただ、タイトルがちょっと気になる。このタイトルだと島レベルのものすごい…

東川篤哉『殺意は必ず三度ある』

鯉ヶ窪学園探偵部、三馬鹿(トリオ)シリーズ第2弾。タイトルがいまいち&アリバイ工作にそこまでするか!とは思うが、普通に楽しめる。(すぐに読了できます) 殺意は必ず三度ある (ジョイ・ノベルス) 東川 篤哉おすすめ平均 ぜんぜん・・・・面白くない・…

東川篤哉『学ばない探偵たちの学園』

鯉ヶ窪学園探偵部、三馬鹿(トリオ)シリーズ第1弾。読みやすいのですぐ読了できる。ノベルスの初版に面白いミスがあった。P73?P91は第二章にあたる部分なのだが、柱(ヘッダみたいなとこ)が第一章になってる。編集のポカだろう。この手の書籍でも、こんな…

西村寿行『人類法廷』

「酒に酔った状態で大量殺人→刑法39条により無罪」これに納得がいかない被害者、遺族たち。彼らは、国ではなく、自分たちで犯人を裁くため「人類法廷事務所」を設立。犯行時に犯人は心神喪失ではない。明確な動機がある殺人であるとして、犯人の過去、動機を…