■メフィスト賞受賞作品
2年半くらい前に読んだ作品なのだが、未読と勘違いして図書館で借りてしまった。読み始めて既視感があったので、既読であることに気づいたのだが。(最近、こういうことが多すぎすぎる) 黒澤 いづみ『人間に向いてない』2019.04.04以前読んだときはクソつま…
第53回メフィスト賞を受賞作。 なんだろ、メフィスト賞って、人(著者)でなく、作品に与えるというスタンスなんですかね。新人発掘でなくて。本作は、メフィスト賞だけが、唯一の受け皿だった、という感じですな。ただ、メフィスト賞がこういうタイプの作品…
第54回メフィスト賞受賞作。 「毎年、ある時期が来るとその1年間の記憶を失う」という主人公の設定は面白い。しかし、それだけだった。タイトルにある「彼女の救いかた」に、巧妙が計画が練られているものかと思って期待したのだが、単なる病気&恋愛もの。…
第58回メフィスト賞受賞作。講談社タイガレーベルでの発行。 「ラノベ作者が、自分の作品に入りこんでしまう……」というところから始まるが、複層に重ねられ、メビウスの輪というか、クラインの壺というか、怒涛の超メタ構造になる、トンデモな作品。メフィス…
第55回メフィスト賞受賞作。 短編4作を収録。 装丁にも描かれ、タイトルにもなっている「沙羅」という少女が推理するのかと思って読み始めた。しかし、沙羅は閻魔大王の娘で、推理するのは被害者(死者)という設定だったのはびっくりした。 ミステリーとし…
第56回メフィスト賞受賞作。ミステリーとして、一工夫はしてるね。ただ、メフィスト賞作品らしい、尖ったものというか、光るものはない。大学中退フリーター男が、美しい女子高生(しかも処女)と、ハートフルな展開で結ばれるという幻想ファンタジーな部分…
第51回メフィスト受賞作。 数学論理学を軸に推理過程(論証)を描いた作品。新しい感じがした。ただ、本作では3つの事件が登場するが、いずれもあまり面白くない。また、論証部分は、論理式が一覧として登場するだけで、一つも文章での説明がなされていない…
第47回メフィスト賞受賞作。「堂シリーズ」の1作目。いわゆる「館もの」であり、また登場人物の紹介などもあるため、事件発生まで忍耐力を持って読まなくてはならない。ただ、非常に文章が読みやすい。ノベルズで370ページくらいあるが、一気に読める。内容…
第49回メフィスト賞受賞作品。本作の探偵役は、霊媒師。Amazonのレビューに「霊媒師である必要性が薄い」「探偵役の能力がルールブレイカーすぎ」など結構酷評されていますが、それほどは悪く無いかと。確かに、事件自体がシンプルで、読んでいてそれほどの…
第50回メフィスト賞受賞作。講談社ノベルズで200ページくらいの中編で、サクッと楽しむのには申し分はない。 中盤からの「南国モード」の描写が、単純に楽しい。 比較的若い著者らしく、ネットスラングっぽい表現も多い(下ネタが結構出てくるが、そこはかと…
第44回メフィスト賞受賞作。私は、基本的に「時代モノ」が苦手である。人名が難しいし、漢字が多い。また、時代背景などの理解が大変といったことから、苦手意識(読みづらそうという意識)が先行してしまう。本作は、中国の歴史物だ。だから、より一層の苦…
第42回メフィスト賞受賞作。半分まで読んだけど、気力つきた。 どうやら終盤にミステリーになるようではあるが、私には単なるオナニー小説にしか感じられなかった。純文とか目指してるかな? これ、エンタメ&ミステリファンには辛いんじゃないかな。謎がな…
第43回メフィスト賞受賞作。「音を見ることができる(視覚として捉える)」ことのできる探偵が登場するミステリー。ちょっと厳しいねえ。文章があまりよろしくない。読みづらい。テンポが悪い。独自の文体があるというわけでもないのに、こう感じるのは、単…
第41回メフィスト賞受賞作品。 賞の受賞作だから当然なのかも知れないが、全体的に素人っぽ過ぎる。会話文に違和感があった(子供相手にそのセリフはないだろといったものが多い)。必要以上にいろんな要素を入れてるのもねぇ?(主人公の子供の頃のエピソー…
メフィスト賞に応募された作品。メフィスト賞は受賞しなかったが、講談社から刊行された。 新聞記者(毎日新聞社員)が書いた作品とのことで、新聞社内の内情がかなり細かく書かれている。 だが、小説としては、ひどい出来。通常のコンクールなら、間違いな…
第3回メフィスト賞受賞作。「6とん」の略称で知られる有名作品。ノベルスが発売したときに買って読んだ気もするのだが、内容を覚えていないので読んでみた。推理小説というより、推理クイズ集のようなものとして読むといいかも知れない。ところで解説による…
第12回メフィスト賞受賞作。今回は再読である。初読は2005年8月。これから霧舎巧の作品群を読んでみようと思ったのだが、本作の内容をほとんど失念してしまったため、再読を敢行した。 素人の投稿ということを考えると、メフィスト賞受賞は当然ともいうべき…
第22回メフィスト賞受賞作。なかなか面白いSFエンタメ超大作だな、と途中までは思っていた。が、物語展開に大きな変化がなく、無駄に長すぎるため、だんだんダレてくる。惜しい作品だ。 DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス) 津村 巧おすすめ平均 ロボット型…
第15回メフィスト賞受賞作。論理づくしでなかなか楽しい。ただ、ホームページの更新、ドアの開け閉めうんたらの設定がやや甘く感じた。あと、終章は入らない気がする。←いまいちなんだもん。 真っ暗な夜明け (講談社ノベルス) 氷川 透おすすめ平均 連続密室…
第9回メフィスト賞受賞作。これはすごい。メフィスト賞受賞作の中でも、ちょっと抜けているのではないだろうか。 百人一首や日本史に関する薀蓄は、知っている人にはたいした内容と感じないかもしれない。しかし、知らない者には、それが既存の情報の焼き直…
第24回メフィスト賞受賞作。 これはアタリかな?世紀末、世界が滅ぶ間近という荒廃した世界観。そして、霊のようなものを退治できる異能を持つ探偵(女だと思いこんでいた)。一見SFっぽいが、タイトルから推測できるように、いわゆる「屋敷もの」の本格だ。…
第11回メフィスト賞受賞作。探偵が「妖怪」という設定だけで十分に面白い。本作に始まる「薬屋探偵妖綺談」シリーズは、すでに10作以上刊行されており、期待ができる。 というわけなのだが、私的には本作は地雷であった。文章がこなれていない。キャラのやり…
第21回メフィスト賞受賞作。いかにも公募作品、いかにも一部の人には受けそうな作品、というのが第一印象。とにかく、キャラが壊れまくり。ストーリーも壊れている!? ある人にはライトノベル、ある人には文学、ある人にはバカミスと、受け取り方は様々だろ…
第7回メフィスト賞受賞作。文章がすごい。文才を感じる(その分読みづらいが)。たぶん、この筆力だけでも受賞に値したのではないだろうか。ストーリーは非常にシンプルで、失踪した恋人を探すため、主人公ケンが不思議な地「ダブ(エ)ストン」を旅するとい…
第20回メフィスト賞受賞作。 思いっきり京極作品の影響を受けているね。終盤やや荒っぽい&人物がやや多するので、もうちょっと整理してほしいという感もあるけど、なかなかいいと思う。素直に楽しめる。本作はやや短い。すぐに読み終えてしまえるのが残念に…
第29回メフィスト賞受賞作。 最近、メフィスト賞受賞作を続けて読んでいるわけだが、当然アタリもあればハズレもある(読むのを中座するのもある)。本作というか、小路幸也という人はアタリかな。 本作は、朱川湊人風のノスタルジックファンタジー(ミステ…
第27回メフィスト賞受賞作。 「わたし(映像編集者)」の部屋で、なぜかスナッフフィルムが見つかった。邪悪なものと思う一方で、それに強く引かれた「わたし」は、その出演女優と監督に近づこうと試みるのだが……。 伝聞内での登場人物がやたらと多い。「俺…
第38回メフィスト賞受賞作。なかなかの良作である。最近のメフィスト賞作品ではレベルが図抜けている。ただ登場人物が多い上、各シーンが細かく分割されているため、一気に読まないと混乱をする(多くの人物を見事に描ききっているともいえるが)。ラストの…
第4回メフィスト賞受賞作。よくある学園ものかと思いきや、終盤SFめいたトンデモない展開に。 えげつないキワモノめいた内容に賛否というか、否定的な意見が多いが、私は評価したい。エロっぽさが良いとかではなく、発生学をベースとしたアイデアを聖書など…