(さ行)島田荘司
読んでる最中は面白いんだけど、微妙だわ。島荘作品を読み慣れてたら、なんとなくトリックの方向性は想像つくしね。本作については、ビルとか、事件の鍵となる「看板」の位置関係がわかりづらかったのが、マイナス。図面を掲載したら、読者にすぐネタが割れ…
久しぶりに島荘を読んだけど、なんだかな?という感じ。相変わらず、御手洗周りの描写がきもい。京大医学部生という設定自体もそうだが、やたらと優しくて、いい人感を出してるのがねえ。推理力というか想像力の凄さは、無理があるレベル。本作は、密室の謎解…
恐竜絶滅の謎や地底空洞説など、魅力的なネタが出てくる。なので、面白い。ラストのネタもそこそこ面白い。ただ、作品全体としてどうかとなると、あまり評価されない気がする。最初に出てくる猟奇的な死体の話と、ラストのネタがしっくり結びつかない。同じ…
TMS治療やソメイヨシノに関する薀蓄は面白かったが、それだけ。壁投げ本。新年一発目でこれはキツイ。これまで読んだ島荘作品で間違いなくワースト1。最後に何かびっくりするようなオチがあるかと思ったけど、それもなし。独特の女性(心理)描写、福島原発…
御手洗シリーズの長編である。ハードカバー上下版で800ページを超える。 島荘ファンとして、認めがたいほどに残念な出来だった。良かったのは2章だけ(本作のメインプロットから外れた無駄な部分だけど)。映像化が決まっているのにも驚愕。御手洗の推理(洞…
特に面白い小説ではない。御手洗が出ているが、ミステリーではない。戦争、朝鮮人、障害者、アジア、ホームレス……そんな感じのとっても香ばしい作品。表題作の「追憶のカシュガル」は、とてもつまらなかった。新潮社はこんなもの出すな。 進々堂世界一周 追…
NHKの番組のために執筆された作品を、大幅加筆したものが本作。 番組は見てないが、おそらくサブストーリー的な部分が、大幅加筆された箇所だろう。島荘らしく、サブストーリーをこれだけ膨らませるのはうまい。が、ネタが、原発とエロ(児童ポルノ、ホモ、…
ハードカバー670ページ、構想20年という島田御大の大作。このミス2010年度版で2位になるなど、高く評価されている作品。 感想。大傑作になりそこねた大作といった感じかな。作中に出てくる資料に関する記述がすべて事実に基づいているのならば、(写楽の正体…
島田荘司と小島正樹による共作。2005年7月刊行。島田先生の作品は8割り方読破したが、つまらないと思ったことは一度もなかった。しかし残念ながら、本作のエンタメ小説としては最悪。心からつまらないと思った。途中で読むのをやめようと思ったほど。一応読…
『島田荘司さん「無冠」返上』(2009年5月7日 読売新聞) だそうです。島荘先生の功績は、いろんな賞を受賞するに十分すぎるものがある。だけど、御大には、賞の類は意地でも受け取ってほしくなかったなあ。これで、少し箔が剥がれたというか、島荘先生(の今…
表題作を含む御手洗モノの中編2本を収録。いずれも、ボスニア・ヘルツェゴビナの民族紛争(セルビア人とクロアチア人の紛争など)をテーマとして取り上げている。本書は、装丁がなかなか凝っている。透明のプラスチック素材をしたことで、奥行きのある視覚効…
御手洗ものです。 文句は言いながらも、島荘作品は好きなので読みます。 『犬坊里美の冒険』 と同様、本作でも現行の裁判・司法批判がありました(W で、本作も少々不満&疑問があります。御手洗はどうして真相・犯人に辿り着けたのか?ちょっと省略しすぎで…
御手洗シリーズのスピンオフ企画。 う~ん、なんだかなぁ~。途中そこそこ面白くはなるんだけどねえ~。 犯人が、共謀(みんな嘘ついてた)というのは、どうかと思いますよ。これやったらダメでしょ。まあ、第三者に目撃をさせてはいるけど。※ネタバレなので…
「石岡君、象みたいにもたもたするんじゃない、こうしている間にも、人の命が失われるかもしれないんだ」(表紙より) 御手洗ものの中編、表題作「UFO大通り」「傘を折る女」の2作を収録。いずれも、横浜時代のもの。 「UFO大通り」は、宇宙人が戦争をしてい…
御手洗ものの短編集。「溺れる人魚」「人魚兵器」「耳の光る児」「海と毒薬」 の4編収録。「海と毒薬」は、『島田荘司「異邦」の扉に還る時』に収録された作品で、『異邦の騎士』をリアルタイムで読んできたファンにはたまらないだろう。悲しい話を書くのは…
島田荘司作品の中で、私が一番好きな作品が本書である。まず島荘(しまそう)初心者のために、押さえておくべき基本知識を書いておく。 【人となり】・『占星術殺人事件』が江戸川乱歩賞最終選考に残ったことが、きっかけでデビュー。『占星術殺人事件』は、…