(2011年読了)ミステリー
読んでいる途中はそれなりに楽しめるのだが……。いくらシリアルキラーものとはいえ、中身が無さすぎ。中短編で十分なのに、よくも長編小説として無駄に量を書いたなあ?という感じ。 耳をふさいで夜を走る (徳間文庫)石持浅海 徳間書店 2011-09-02売り上げラン…
Vシリーズ第5弾。このシリーズ、回を重ねるごとにつまらなくなるねえ。事件までの前置きが長い(半分くらいある)上、つまらない。しかも登場人物多すぎ。肝心なミステリーのコアとなる部分もまったく面白くない。魔剣と脅迫状に関するくだりは、よくわから…
Vシリーズ第4弾。素敵なタイトルに期待したが、微妙だった。というか駄作。超常現象とか偶然の要素が入っているのが、萎える。そもそも事件自体が面白くない。意外性もゼロ。文庫版のあとがきには、フジテレビのドラマプロデューサーなんか使ってるのもマイ…
シリーズ第三作(舞台が琅邪でなくなったので「琅邪シリーズ」と呼べない)。 感想としては、前作『琅邪の虎』と同じ。なかなかよく出来ていると思うし、著者も凄いと思う。が、もう少し情報を整理し、リーダビリティを向上させてくれたら言うことなし。探偵…
本作が完結編。まあ、面白いといえば面白いけど、途中からちょっと残念だったね。2巻目の途中から最後まで、ほとんどバトルシーンばかり。それだけの量を、読者に飽きさせないようにしている梅原さんの筆力は凄いとは思う。敵の目的(というか本作の事件の目…
まあ、面白いです。どうでもいいが、「睾丸が縮み上がる」なんて表現がやたらと多くないか? 心臓狩り (2)シャーマンの一族 (角川ホラー文庫)梅原 克文 角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-06-23売り上げランキング : 65389Amazonで詳しく見る by…
梅原克文さんの新作を読めただけで嬉しいよ、私は(約10年ぶりか)。角川書店に感謝したい。 序盤、臓器移植でドナーの記憶がレシピエントに転移するという、といった展開で、なんだかありふれたネタだなあ?と思った。しかーし、さすが梅原さん。一味違った…
Vシリーズ第3弾。なんだか、1作目とそれ以降では、紅子のキャラが変わっているような気が…。1作目では、単なるマッドサイエンティスト(ただし、元お嬢様)という印象だったが、気のせいか。さて、本作は、事件発生までが長いのと、建物の構造(の描写)がわ…
Vシリーズ第2弾。文庫版の装丁はなかなかいいね。さて。びっくりするほどではないが、コアとなる謎解きは論理的で鮮やかだと思う。ただ、犯人の挙動というか、動機というか、そのあたりが残念な感じで……。 人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫…
キョウカンカク探偵・音宮美夜シリーズの第二作。 序盤は、前作の人物がバンバン出てきたり、視点が変わりまくりでちょっとつらかった。全体的にラノベテイストだし、なんだか微妙だなあ?と思って読み進めた。ラストにちょっとしたドンデン返しがあったので…
浅見光彦シリーズ。内田康夫の小説を読むのは、かれこれ20年ぶりくらい。しかも、過去に1冊しか読んでないので、これが2冊目。というわけだが、序盤で挫折した。本作では、序盤に米の品種改良の話が出てくるのだが、それが長い上につまらない。平易に書かれ…
「琅邪シリーズ」第二弾。なかなかよく出来ていると思う。刊行ペースも早いし、アタリの作家ですな。ただ、登場人物が多すぎでゴチャゴチャになるのと、物語展開がスローペースなのがちょっと残念。複雑なのはいいけど、もう少し情報を整理し、リーダビリテ…
短編3本+中編1本という構成だが、全体がつながっているので単行本化するにあたり、「章」をつけるなどすべきだったと思う。正直、短編3本を読んだ段階はイマイチという印象しかなかった。しかし、最後に中編によりグッと面白くなる。表題の「感染遊戯」の意…
道尾っぽくないタッチの短編4作。もちろんそこそこのレベルの作品だが、あまり私の好みではなかった。いかにも「力を抜いて書いた雑誌連載作」という感じなのが、少し残念。 カササギたちの四季道尾秀介 光文社 2011-02-19売り上げランキング : 95649Amazon…
「無貌伝シリーズ」の第4作目。結構面白かった。短編の寄せ集めみたいなものかと思いきや、終盤に大きな仕掛けあり(シリーズ全体の大きなうねりに導く手法は見事)。不満を挙げるならば、「無情のひと」がちょっとイマイチだったのと、相原と若い頃の秋津の…
短編連作集。山口芳宏さんの「大冒険シリーズ」(東京創元社のサイトにこう書いてある)の一作。商業出版の小説として一定の水準には達していることは間違いない。『100人館の殺人』に比べると全然良い。特に序盤のほうは特に面白い。確かにリーダビリティが…
えっ?これプロの作品?読み始めて数ページで、そう感じた。なにより文章が読みづらい。リズムが悪すぎて、イライラ&頭がクラクラする(乗り物酔いみたいになってくる)。 内容も、ミステリー小説というより、「ミステリー的なモチーフ」を扱った痛い青春小…
序盤は「東川篤哉」を狙ったのかと思いきや、途中から清涼院流水みたいになってきて……。なんだかな?という感想しか持ち得ない。スピーディーにいろんな事件が起こるのはよい。しかし、あまり面白くない。それほど長い作品でもないのに、要素が詰め込みすぎ。…
「蛇神シリーズ」の4作目(完結編)。なんだかSFというか、変な方向にいっちゃいましたね。生まれ変わりがどうのこうのってあたりから、嫌な予感はしたが……。これはこれでアリなんだろうけど。喜屋武蛍子が活躍しなかったのも残念。冒頭に宝生輝比古を登場さ…
「蛇神シリーズ」の3作目。過去2作は単品でも楽しめる内容だったが、本作は完全に「蛇神シリーズ」の一部分となっている。前作『翼ある蛇』 以上に薀蓄というか、トンデモ理論の部分が多く、ちょっと退屈。何も事件も起こらないしね。それでも、後半部分は一…
「蛇神シリーズ」の2作目。ミステリーを読みなれた読者なら、ミスリードに気づけるはず。壮大なミスリードだけど。にしても、薀蓄というか、トンデモ理論の部分が多いのにはびっくらこいた。続編が出る前提っぽいが、中途半端感この上なし(「あとがき」にあ…
「蛇神」シリーズの1作目。そこそこ面白かった。序盤の凄惨な殺人事件にきちん意味付けされていたのは、評価できる。ただ、同じく序盤の薀蓄部分はちょっといただけない気がした。一気に情報を出しすぎかと。ところで、<初潮を迎えて一夜日女を務められなく…
表題作を含む中編4編を収録。どれも高レベルの出来。さすが貫井さんだ。ただ、「我が母の教えたまいし歌」という作品は、早い段階でオチが読めてしまった。 光と影の誘惑 (創元推理文庫)貫井 徳郎 東京創元社 2010-11-11売り上げランキング : 213382Amazonで…
ベタな話だけど、なかなか良い。読みやすいしね。中学生の会話としては、ちょっと無理があるセリフも多いが、この作品についてはこれで良し。 (以下、ネタバレ注意)「沙羅の水かき」の件。これは、沙羅も実は養子(水かきのせいで捨てられた?)ということ…
冤罪もの(タイムリーにも東電OL事件が大変なことに)。貫井さんの作品なので、間違いはない。装丁デザインも、写真と明朝の強い書体の組み合わせで、版元変われど、貫井作品らしさが出ていてよい。ただ、本筋とは関係のないサブエピソードを中心に構成され…
Vシリーズの第一作。さすがだなあと思う一方で、ビミョウと感じる読後感もある。前半部分がプロローグに数行で書かれたことの詳細であるということ、密室構成の意義とその解答、そして「動機そのもの」が……。(意図的にだろうが)答えが語られなかったエピソ…
第44回メフィスト賞受賞作。私は、基本的に「時代モノ」が苦手である。人名が難しいし、漢字が多い。また、時代背景などの理解が大変といったことから、苦手意識(読みづらそうという意識)が先行してしまう。本作は、中国の歴史物だ。だから、より一層の苦…
アキバの加藤の事件がモチーフ。五十嵐貴久の小説としては、ひどい出来だった。ストーリーが全然進まない(立てこもりで膠着状態が延々と続く)が、それでも読者を飽きさせずに読ませる力、そしてこれだけのボリュームの作品に仕上げる筆力については、評価…
昨年、朝日新聞の書評で取り上げられたとかで、突然売れまくった作品。 このストーリー展開でどうページを持たせるのか?と思いながら読んだ。二重に仕掛けられたミスリードの企みはバレバレではあるが、全体としてよろしいのでは? ただ、モノローグ4(の最…
なんとも微妙な出来の作品。まずプロット自体に面白みはない。靴跡だのライターのこげ跡だの、アリバイやトリックに関する記述も面白くない(分かりづらいし)。ネタバレになるので具体的には書かないけれど、本作最大のネタもなんだかね?。内容を全否定?と…