(2015年読了)SF
ある日、47歳の中年オヤジが、33年前の自分(14歳の中学生)と入れ替わる。逆に、14歳だった自分は、33年後の世界で47歳になっている。そんなタイムリープ要素のある作品。全体として、とても面白く、良い作品だと思う。ただ、それだけに、「タイムリープの…
心美(ここみ)というキャラが出てくる。そのため、成瀬心美(ここみん)のことを思い浮かべながら、読むこととなった。成瀬心美は、本書の発行年である2011年には、すでにAV出演している(wikiによる)。なので、山田先生が成瀬心美からインスパイアされた…
よくある「体と心(魂)の入れ替わる」タイプのSFミステリー。ただ、そこに死者(幽霊)というエッセンスを加えた「変化球」で勝負している。鉄オタの主人公が、(入れ替わった体の)イケメンとして過ごすうちに、成長を遂げるという青春ドラマとしてもなか…
「機龍警察シリーズ」の第3作。本作では龍機兵(ドラグーン)の乗り手の一人、元ロシア警官のオズノフ警部にスポットを当てている。2作目同様に、途中(2章として)メインプロットが遮断され、オズノフの過去の物語が描かれる。このあたり一瞬抵抗を感じるが…
「機龍警察シリーズ」の第2作。本作では龍機兵(ドラグーン)の乗り手の一人ライザにスポットを当て、彼女の過去を描くとともに、その宿敵ともいえるテロリストとの戦いを描いている。非常に読み応えがある。傑作だと思う。ただし、登場人物や組織が多く、そ…
「機龍警察シリーズ」の第1作。機甲兵装と呼ばれる兵器が登場する「至近未来」の警察小説。戦闘シーンも多くSFには違いないが、現代の警察内部(縦割り行政など)の問題がしっかり描かれている。このあたりが、まさに「至近未来」の警察小説だと思わせる。全…
医学をテーマとした短篇集。なかなかの良作。妄想癖をめいたもの、SFめいたもの、マニアめいたもの、いずれも医者である久坂部さんならではの粒ぞろいな作品ばかり。もっとこういうのを読んでみたいと思った。 嗤う名医久坂部 羊 集英社 2014-02-26売り上げ…
「堂シリーズ」とはまったく違ったタッチで、別の作家の作品かと思うほど。ただ、「堂シリーズ」と同様に、非常に文章が読みやすい。なかなか面白いのだけど、掘り下げが足りないというか、全体的にあっさりしすぎな点が残念。ストーリー性もやや弱い。主人…
山田悠介作品としては珍しく、「SEX」という言葉だけでなく、そのシーンが登場する。しかも、中学生の年代の性交である。「悪魔」の血を引く子どもたちが、隔離された村の中でひたすら性交を強いられるという、まるで西村寿行作品のような設定だ。タイトルか…
山田悠介先生らしい、「デスゲーム」にもの。しかも主人公は先天性の全盲という……。国が秘密裏に、数十人の中学生を隔離。貴族役と奴隷役に分けてシュミュレーションをするといった内容。設定自体は面白いと思うけど、山田作品の中ではクオリティは特に低い…
シリーズ最終巻。前作からの続きの内容。ネタバレ含む。 3巻目に、「姫君(小鳥)は人間を食べない効果を、天使に与えている(人間を食べる量が減っている)」みたいなことが書いてあったと思う。現時点で多くの天使がそういう恩恵を受けているから、姫君(…
(後付設定だが)ヒロインが「天使」になるための最終段階を描いたもの。天使の遊園地内で勃発するクーデターの話が中心となるが、中途半端なところで終わる(完全に次作に続くという感じ)。 ラプンツェルの翼〈3〉 (電撃文庫)土橋 真二郎 植田 亮 アスキー…
魔王戦やロシアンルーレットでは、ややクローズドサークルなデスゲームっぽい要素あり。 どうでもいいが、ラノベの「あとがき」はうざいね。特にこの著者の場合、編集者とのやりとりとか内輪ネタが多くてうんざり。 ラプンツェルの翼〈2〉 (電撃文庫)土橋 真…
クローズドサークルのデスゲームものではない。が、ポイント制でアイテムなどが支給されるあたりはいつもの土橋真二郎小説。終盤、ドンデン返しというか皮肉めいた展開にしたかったのだろうが、いまひとつ。結局、「何のために、天使と悪魔の戦いが存在して…
『楽園島からの脱出』 の続編(完結編)。 土橋真二郎さんの作品では少しエッチなシーン随所に散りばめられているが、本作も同様。ただ、さわやかなエッチさならば良いが、力による陵辱(性暴力・レイプなど)が多いので不快になる。本作では高校生たちが乱…
土橋真二郎風「バトル・ロワイアル」といったもの。ただ、ハードな殺し合いや、論理パズルめいたものもはない。ここしばらくこの著者の作品を立て続けに読んでいるが、主人公(男性)の設定がどれも似てるね。基本的に女子受けが良い(それなりに受ける)。…
「無貌伝シリーズ(無貌伝サーガ)」第7作であり、最終巻。6作目と違い、内容(時系列)的に5作目の続きであるため、蜘蛛との戦いの経緯や結果をほとんど忘れた残念な状態で読み進めることとなった。最終的に、イデオンというかエヴァっぽい方向に進んでしま…
「無貌伝シリーズ(無貌伝サーガ)」第6作目。前作を読んでから1年半以上経っているので、細かい部分はかなり忘れていた。ただ、本作は、「秋津がいかに無貌に顔を奪われるに至ったか」という過去の話。多少、忘れていてもそれほど問題はなく読める。ミステ…