読んだ本をダラダラと報告する

ミステリー、SF中心。最近読んだ本の報告のほか、絶対読んで損はなしという本も紹介します。あと、映画、ドラマ、アニメ、ゲームもね。(Since2006)

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

積木鏡介『歪んだ創世記』

第6回メフィスト賞受賞作。 これは、もっと評価されるべき作品かも知れない。複数のメタ構造を持った作品だ。劇中の「時間の逆転」による論理的破綻を防ぐため「読者」が介在するというあたりは非常に面白い。終盤あまりにもアレだったのは、ちょっと残念で…

続・今見ても楽しめるドラマ『過ぎし日のセレナーデ』

前に、今見ても楽しめるドラマ『過ぎし日のセレナーデ』 という記事を書きました。その後、この作品の情報を求めてこのブログに来てくれる人も多いことがわかりました。それで、今回は自慢というわけではないのですが、『過ぎし日のセレナーデ』の原作本を撮…

関田涙『蜜の森の凍える女神』

第28回メフィスト賞受賞作。う?む、微妙。確かに論理的に謎解きは行われるけど、なんとも大味な感じ。意図的に隠した事柄というのもいまいち。サブで語られる事件もほとんど効果がない。 この作品、語り手は15歳の中学生である。また、作家志望で、実は書き…

野島伸司脚本のドラマについて

今回は、ちょっと趣向を変えて、野島伸司脚本のドラマについて書いてみようと思う(長い記事です)。 野島伸司は90年代のドラマ界で、書けば当たるとまで言われたヒットメーカーである。『時には母のない子のように』で第2回フジテレビヤングシナリオ大賞を…

おすすめゲーム『サクラ大戦シリーズ』

ギャルゲーヲタ、アニメヲタだけでなく、すべてのゲーマーにプレイしてもらいたい作品である。私のゲームランキングベスト10に入るシリーズだ。 1作目となる『サクラ大戦』は、1996年にセガサターン専用ソフトとして発売された。ドラマチックアドベンチャー…

道尾秀介『ラットマン』

どんでん返し的なものがある作品。まあ、だまされるでしょう。道尾秀介らしい作品なのか?そうでないのか?よくわからない。 駄作でもなく、秀作でもない。普通レベルの作品。そこそこ楽しめるという感じ。 ラットマン 道尾 秀介 おすすめ平均 ラストですべ…

最近やったゲーム『イースDS』

クソ移植、バラ売りのボッタくりと悪評高い『イースDS』をプレイしました。※「?」と「?」を、各5500円という定価でバラ売りしたことが批判されている。同感である。 私が、イースをプレイするのは20年ぶり。PC8801版(初代)以来だ。当時、PC8801MAが自宅に…

北川歩実『僕を殺した女』

北川歩実のデビュー作である。本作は、日本推理サスペンス大賞(新潮ミステリークラブ賞)の途中で落ちたものを加筆修正されたもの。落選作品だが、新潮社が北川歩実にアプローチ。デビューとなった。 この人の作品は、読むのに時間がかかる。とにかく徹底的…

時雨沢恵一『アリソン』

電車の中吊り(駅のホームかも)で、アニメ化うんたらという広告を見たので読んでみた。 う?ん。どうもこの人の小説は面白いと思えない。雰囲気自体はそこそこいいけど、プロットというかストーリーにまったく面白みがない。あと、情景描写というかアクショ…

貴志祐介『狐火の家』

表題作ほか計4編を収録。いずれも『硝子のハンマー』のコンビによる密室?もの。(『硝子のハンマー』はトリック以外完全に記憶がないが……)う?ん。まあ、どれもダメではないけど、貴志タンに望んでいるのはこういうのじゃないね。角川は、本格ものを貴志タン…

北川歩実『金のゆりかご』

なかなか好みの部類の作品である(SF的アイデアを組み込んでいる点)。本作については、むちゃくちゃ面白いというわけではないが、筆力がある作家なので苦もなく読める。北川歩実作品を、続けて読んでみようと思う。 ※仕事多忙とモンハンやりまくりで、これ…

バリントン・J・ベイリー『スター・ウィルス』

ベイリーの長編第一作だとか。確かに他の作品に比べたらそれほど面白くはないし、いろんな部分で荒削りだなあという印象は残る。 だけど、少ないながらもベイリーらしいアイデアは確認できる。 また終盤で<レンズ>の正体が明かされることにより、本作でベ…