読んだ本をダラダラと報告する

ミステリー、SF中心。最近読んだ本の報告のほか、絶対読んで損はなしという本も紹介します。あと、映画、ドラマ、アニメ、ゲームもね。(Since2006)

(か行)久坂部羊

久坂部羊『カネと共に去りぬ』

表題作ほか、全7編の短編を収録。久坂部羊さんらしい内容のものばかり、というか、ネタが同じ過ぎ。久しぶりに久坂部作品を読んだけど、ちょっと辛いなあ。『廃用身』の衝撃は凄すぎたので、毎回、いろいろ期待しちゃうわ。 カネと共に去りぬ(新潮文庫) 作…

久坂部羊『R.I.P. 安らかに眠れ』

テーマ性は、いつもの久坂部羊作品だね。ラストにちょっとした仕掛けはあるものの、全体として退屈だった。 R.I.P. 安らかに眠れ 作者:久坂部羊 講談社 Amazon

久坂部羊『芥川症』

芥川龍之介の短編をネタ(モチーフ)にした短編集。正直、それほど面白くはなかった。 芥川症(新潮文庫) 作者:久坂部羊 新潮社 Amazon

久坂部羊『黒医』(再読)

2016年に発行された『反社会品』を、改題の上、文庫化したものである。短編7本を収録。改題したものであることを知らず、再読してしまった。記憶が飛んでいた&似たような作品が多いので、気づかず。 不妊治療医が、自分の精子を使うエピソードは、↓のやばい…

久坂部羊『反社会品』

短編集。当たりハズレもあるけど、久坂部さんらしい毒のある作品ばかり。 反社会品久坂部 羊 KADOKAWA/角川書店 2016-08-31売り上げランキング : 411142Amazonで詳しく見る by G-Tools

久坂部羊『老乱』

ある一家を通じて、痴呆症と介護の現実を描いた作品であった。 老乱久坂部羊 朝日新聞出版 2016-11-07売り上げランキング : 78468Amazonで詳しく見る by G-Tools

久坂部羊『テロリストの処方』

テーマは、いつもの久坂部羊さんらしいもの。誌連載ものなのか、中編。それなりのプロットなのだが、全体として大味な印象があった。久坂部羊さんの作品としては駄作かな。 テロリストの処方久坂部 羊 集英社 2017-02-03売り上げランキング : 271971Amazonで…

久坂部羊『いつか、あなたも』

在宅医療専門クリニックの看護師を主人公とした連作小説。表題作ほか全6話からなる。いくら久坂部先生が、医師で専門知識があろうと、やたらとリアルだなあ?と思いながら読んだ。というわけだが、「あとがき」を読んで、久坂部先生の体験(実話)に基づくも…

久坂部羊『第五番』

本作は『無痛』の続編である(読んだのが9年ほど前なので、まったく記憶になかったが)。書名の「第五番」とは、ベートベンの「運命」に由来。 本作は、複数の人物の視点で語られている。序盤は各チャプターが短いこともあり、視点がコロコロと変わりややわ…

久坂部羊『嗤う名医』

医学をテーマとした短篇集。なかなかの良作。妄想癖をめいたもの、SFめいたもの、マニアめいたもの、いずれも医者である久坂部さんならではの粒ぞろいな作品ばかり。もっとこういうのを読んでみたいと思った。 嗤う名医久坂部 羊 集英社 2014-02-26売り上げ…

久坂部羊『悪医』

末期ガン患者と外科医の両者の立場から、ガン治療の難しさに向き合った作品。ガンも末期となると、抗ガン剤は効かないどころか、患者の体力を奪い、死期を早める。医師はそれがわかっているから、必要以上の治療は拒む。しかし、患者としては、ガンを治すた…

久坂部羊『神の手』

実に久坂部「センセイ」らしい作品だった。安楽死がテーマというだけで、十分興味深く読めた。ナチスのT4作戦(優生学思想に基づいた安楽死施策)を思わせる部分にはキタコレ!という感じだった。ただ、小説作品全体としての完成度を見ると、ビミョウなとこ…

久坂部羊『まず石を投げよ』

医学会の異端(問題)児であろう久坂部羊先生の作品。久坂部さんらしい、いろんな方面(特に医師界)問題になりそうな内容で、私的には楽しめた。ただ、過去の作品と比べると、格段に落ちる。最終章がひどすぎ。すべてが中途半端のままに終わる。説明をつけ…

久坂部羊『日本人の死に時?そんなに長生きしたいですか』

久坂部羊氏のノンフィクション作品第二弾。 本書の趣旨は、「病気の老人に対する、(苦痛だけを伴うような)無駄な延命治療はやめて、さっさと死なせろ。死に時は、ポックリ死ぬのがよい。衰弱して天寿を全うするのが自然の摂理。生き様をシミュレーションす…

久坂部羊『大学病院のウラは墓場−医学部が患者を殺す』

『廃用身』『破裂』 『無痛』などで知られる久坂部羊氏の初のノンフィクション作品。タイトルからすると、大学病院批判のようであるが、実際はそうではない。 前半では、『白い巨塔』以後知られることとなった、大学病院(医局制度)の封建体質を紹介してい…

絶対読んで損なし 久坂部羊『廃用身』

医学ミステリーや医者モノのヒューマンドラマなどは多数あるが、本書ほど衝撃的な医学小説はないだろう。 この本を読み始めた人は、本書の前半部分が、まるでノンフィクション(ドキュメンタリー)のようであることに、まずは驚くのではないだろうか。(実は…

久坂部羊『無痛』

『廃用身』『破裂』に続く、久坂部羊の書き下ろし第3作。この作品は、図書館予約件数が多いもののひとつですね。劇団ひとりの『陰日向に咲く』と同じタイミングで予約して、先日ようやく借りることができました。 本書のオビには、「見るだけですぐに症状が…