(あ行)浦賀和宏
「目次」から、浦賀和宏ファンにはたまらない。何かあると警戒しながら読んででも、著者の企みを見抜くのはなかなか難しい。ストーリーや謎解きを楽しむというより、トリッキーなテクニックを楽しむ作品。まさか、こう来るか、という感じです。お見事ですな…
幻冬舎から発行された作品に登場する泉堂莉菜、桑原銀次郎らが登場。本作だけを読んでも楽しめるが、関連作を読んでいるかどうかで、読後感は大きく異なるだろう。終盤、本作の位置づけみたいのもはっきりするし……。 というわけだが、実業之日本社から出版さ…
『Mの女』の続編というか、表面(A面)と裏面(B面)みたいな作品だった。『Mの女』を読んだのは1年ほど前なので、ほぼ忘れていたけど、本作を読み進めるうちにぼんやりとだが、作品の輪郭を思い出すに至った。というわけだが、本作ではトリッキーな仕掛けも…
またもやアクロバティックな中編である。終盤、逆転につぐ逆転なのはいいのだが、答えは明確にしてほしいなあ?。 Mの女 (幻冬舎文庫)浦賀 和宏 幻冬舎 2017-10-06売り上げランキング : 179130Amazonで詳しく見る by G-Tools あ、そうそう、電子書籍で、本作…
語り手が小説家で、自身に関連する事件についてのパラレル小説を書く、なんて設定がいかにも面白そうで、どんな仕掛けがあるんだろう、とワクワクしながら読んだ。 文庫230ページほどの中編だが、中盤以降登場人物も増え、内容的に複雑になる。で、エピロー…
浦賀和宏さんらしい、胸クソ悪い話。戦後まもない頃、17歳の女学生が騙されて田舎町(村)に行くのだが、そこで犯されまくるとか、顔というか目を切られるとか。あと、猫ちゃんに火をつけるとか。ネタバレぎみだが、そもそもの「死体の偽装」の目的(計画)…
2つの物語が、平行して描かれる。2つの物語が、どのような形で収束するかが、最大の見せ場になるわけだが、予想の斜め上を行くようなものだった。う?む、微妙なところ。 ふたりの果て/ハーフウェイ・ハウスの殺人浦賀和宏 祥伝社 2015-10-08売り上げランキン…
意味ありげな章立て、主人公の名前が「八木剛」と、「仕掛け感」満載。ワクワクしながら読み始めたら、書名のイメージとはかけ離れたスプラッターな展開でびっくり。そして、中盤からの「超展開」に血沸き肉踊り、一気読みしてしまった。ネタバレになるので…
ライターの桑原銀次郎が主人公のシリーズ。4作目。浦賀さんには申し訳ないが、つまらなかった。浦賀さんの作品の中で、ここまでつまらない作品は思い起こせない。ストーリーがなかなか展開せず、同じようなところを行ったり来たりしてる感じ。この内容で、原…
西村寿行の『君よ憤怒の河を渉れ』のようなタイトルから来るイメージに対し、装丁画と、カバー表4にある「イルカ探し」や「少年少女の切ないミステリー」という言葉に、かなりの食い違いがあることから、一体どんな話かなと期待して読みにかかった。かなりペ…
ライターの桑原銀次郎が主人公のシリーズ。読後、ああこういうオチの話かと、妙に納得(終盤までネタ(トリック)に気づけなかった)。ちなみに本作でも、銀次郎は災難に遭遇。次作はどうなることやら。 彼女の倖せを祈れない (幻冬舎文庫)浦賀 和宏 幻冬舎 …
『彼女の血が溶けてゆく 』と同様、ライターの桑原銀次郎が主人公のシリーズ。『彼女の血が溶けてゆく 』に比べると、浦賀っぽさがある気がする。なかなか面白く、リーダビリティの高い作品だと思う。浦賀さん、この調子で次もよろしくお願いします。 彼女の…
医療系ミステリーともいえる本作。これまでの浦賀作品と大きく異なり、読者を選ばない「一般向け」の作品といえる。まさに浦賀和宏の新領域。読んでいて、「えっ!これ浦賀なの?」と何度も表紙を見返してしまった。こういうのを書かせた幻冬舎の編集は偉い…
浦賀ファンなら十分に楽しめるだろう。終盤、二つのプロットが交わり、そしてひっくり返る。緊張感もあり、なかなか良かったと思う。本作もいろんな意味で浦賀らしい作品だった。(「松浦純菜シリーズ」のように?作家論、?童貞ということ、?右翼と左翼がでて…
浦賀さんらしい作品だった。浦賀さんの渾身の一作という感じですな。引き続き頑張ってください。応援してます。にしても、このタイトル、吉と出るより凶と出るような……。※ちなみに、これ「安藤直樹シリーズ」らしい(読んだ後知った)。安藤も出てこないし、…
前作『地球人類最後の事件』の「あのシーン」のせいで、「出生の秘密」といったコアな部分の記憶が完全に吹き飛んだ状態で読み始めました。 最終巻でも、相変わらずでございましたね(W マジで核弾頭炸裂です(Wエヴァですか?イデオンですか? このシリーズ…
<松浦純菜(八木剛士)シリーズ>第8弾。相変わらず妄念が多い。同じことばかり(Wこれは、あさのあつこの『バッテリー』 どころではない(W 本作は、全体が三話構成となっている。 「第一話 独白」は、渚の主観で描かれている。今までのストーリーのおさらい…
「せつないぜ、ベイビー」by 八木剛士------------------------------------------最近不愉快なことが多く、八木剛士並にいろいろと妄念を抱いてしまう。そのため、数時間で読みきろう思っていた本書を、まる一日もかけダラダラと集中力なく読むことになって…
俺も、純菜に「さ・み・ち・い・の」って言ってもらいたい。プリーズ。といきなり、痛いことを書いてしまいました。 さて、本作は「松浦純菜(八木メエェ剛士)」シリーズの第6弾。どの程度ファンがいるのかは不明だが、少なくとも私のような一部の人にとっ…
<松浦純菜(八木剛士)シリーズ>第5弾。 1作目2作目は、単独で(推理)小説としての独立性があったが、3作目以降は、それを放棄、ラノベ的になってきている(執筆速度が速いのも納得)。と同時に、脳内妄想の描写が多くなっている(しかも繰り返し、同じことば…
ガンプラ、いじめ、童貞、ナンブラバンバンバン、八木メェー、森口博子、純菜のパンツ、好き好きベイビー…… と、いきなりキーワードを列挙してみました(意味なし)、ようやく『松浦純菜シリーズ』第4弾を読み終えたところです(私的には『八木剛士シリーズ…
浦賀和宏の『時の鳥籠』は、「安藤シリーズ」の第二作目である。「安藤シリーズ」の第一作である『記憶の果て』は、メフィスト賞受賞作で、19歳の時に執筆したものらしい。 安藤シリーズというのは、主人公・安藤直樹にちなんで、世間的に呼ばれている呼称で…