「機龍警察シリーズ」の第1作。
機甲兵装と呼ばれる兵器が登場する「至近未来」の警察小説。
戦闘シーンも多くSFには違いないが、現代の警察内部(縦割り行政など)の問題がしっかり描かれている。このあたりが、まさに「至近未来」の警察小説だと思わせる。
全体として良作だと思うが、中盤、捜査の過程や過去の出来事の断片的な描写が続き、やや退屈。また、全体としてややボリューム不足に感じた。主要な登場人物であるユーリとライザについても十分描ききれていないし、黒幕の正体や狙いがはっきり明示されなかったのも残念。このあたりは続刊で明らかになるのだろうが。
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