第49回メフィスト賞受賞作品。
本作の探偵役は、霊媒師。Amazonのレビューに「霊媒師である必要性が薄い」「探偵役の能力がルールブレイカーすぎ」など結構酷評されていますが、それほどは悪く無いかと。
確かに、事件自体がシンプルで、読んでいてそれほどのサプライズ(仕掛け、どんでん返しなど)もない。探偵の凄さも今ひとつ伝わりづらいものもある。
ただ、文章も読みやすく、全体としてまとまりは良い。次作以降につなげようとする意気込み(思惑)も感じられる。だから、私は風森さんの今後に期待したいなと思えた。だから、メフィスト賞受賞は妥当かなと。
気になったのは装丁のイラスト。講談社側の戦略なのだろうけど、これにより得られる読者よりも、失う読者の方が多いのではないかと。ちょっと残念だ。
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