読んだ本をダラダラと報告する

ミステリー、SF中心。最近読んだ本の報告のほか、絶対読んで損はなしという本も紹介します。あと、映画、ドラマ、アニメ、ゲームもね。(Since2006)

風森章羽『渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト』

第49回メフィスト賞受賞作品。
本作の探偵役は、霊媒師。Amazonのレビューに「霊媒師である必要性が薄い」「探偵役の能力がルールブレイカーすぎ」など結構酷評されていますが、それほどは悪く無いかと。
確かに、事件自体がシンプルで、読んでいてそれほどのサプライズ(仕掛け、どんでん返しなど)もない。探偵の凄さも今ひとつ伝わりづらいものもある。
ただ、文章も読みやすく、全体としてまとまりは良い。次作以降につなげようとする意気込み(思惑)も感じられる。だから、私は風森さんの今後に期待したいなと思えた。だから、メフィスト賞受賞は妥当かなと。

気になったのは装丁のイラスト。講談社側の戦略なのだろうけど、これにより得られる読者よりも、失う読者の方が多いのではないかと。ちょっと残念だ。

渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト (講談社ノベルス) 渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト (講談社ノベルス)
風森 章羽 雪広 うたこ

講談社  2014-05-08
売り上げランキング : 335991

Amazonで詳しく見る
by G-Tools