「ビター・ブラッド」というカタカナタイトルだけでは、どういう作品かイメージしづらい。
人によっては、言葉の響きから爽やかな青春ものと思う人もいるかも知れない。
が、「ビター・ブラッド(Bitter Blood)」は、直訳すると「苦い血」。
実はある親子を描いた作品だ。
その親子は、二人とも刑事。
ということで、実は警察(犯罪)小説なのだ。
力作だとは思う。しかし、あまり商業的には成功しないタイプの作品だ。
ヤクザ、情報屋など裏系の多数の人物が登場する上、それらが警察官も交えてかなり複雑な人間関係を作っており、なかなか理解しづらい。
また事件自体がそれほど面白くない。展開もかなり地味。
主人公(読者)が知らない情報を、周囲の警察関係者は知っているというシチュエーションに、もどかしくなる。
そういったこともあり、あまり高く評価されない作品に感じる。
「ジェントル」のジャケットプレイは好きだけどね。
