25歳にもなると、
「いい会社に入り、満足のいく仕事をしている者」
「人はいい会社というけれど、本人はストレスだらけ」
「就職に失敗し、貧乏くらし」
「夢を捨てきれない者」
「結婚する者」
「都落ちするもの」
「海外に逃げる者」
など、同じ大学出身者であっても、かなり差が出る。
本作は、同じ高校出身者たち数名の、生き様を、内面にスポットを当てて描いた連作集。
いくら「友達」だと思っていても、お互い「あいつには負けなくない」と思っているもの。
そこらへんの心情を、過去のちょっとした事件(の記憶)を織り交ぜて、描いている。
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大きな謎といったものもなく、ストーリー的な面白みもないため、かなり退屈。
読み進めるモチベーションが維持できず、読了までかなりの時間を要した。
苦痛すら感じた。
ちなみに、ミステリー的な仕掛けもある。
が、いかにも辻村流。
あまり効果的でないし、必要性も感じなかった。
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辻村作品は、どれも内面描写は凄いし筆致も綺麗だと思う。
が、あまりにも掘り下げすぎ&まわりくどくて、いわゆる厨二病的な匂いすらする。
辻村深月は、これで卒業にする。
もう、いいわ。私には合わない。
トリックも、描かれる内容も飽きた。
辻村深月作品は、ネットの書評などでは無条件にマンセーされている。
今後の活躍が期待される作家だが、とにかく本作は万人にはオススメできない。読み手を選ぶ。下手をすると本嫌いになってしまう。文学好きにはそれなりに評価されそうだが、エンタメ好きには辛い作品。
| 太陽の坐る場所 | |
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辻村 深月 おすすめ平均 ![]() 和解を描いていると思いました。 怖い!すごい迫力でした。 一人でやってろ 本当に囚われているのは…… ミステリー……なのかな?Amazonで詳しく見る by G-Tools |
どうでもいいが、やはりこういう小説を読むと、
都内、あるいはその近郊の県で育ち、東京のそれなりの大学に進学するというのが、正しい気がする。


和解を描いていると思いました。
一人でやってろ
本当に囚われているのは……