「龍が如く」シリーズの第4作目。
※12月3日にベスト版が発売された。
※2010年3月18日には、第5作となる『龍が如く4』の発売が予定されている。
今更言うまでもないが、作りこまれた歌舞伎町(神室町)や人々のグラフィックは本当に凄い(ブサイクな人間の顔がリアルすぎ)。
本作にも多くの有名人が声の出演をしているが、皆なかなかいい演技をしていた。顔が浮かばないのが良かった。
※田宮役の大塚明夫さんはミスキャストだと思う。
以下、項目ごとにまとめた。
【ストーリー】※ネタバレあり
●さすが無難に仕上がっている。どこかのRPGのような素人くさいシナリオではない。プロの作家の仕事だなあと思った。
●ただし、終盤、事件の真相が明らかになってからの展開がいまいち。
「峯が、途中で、東城会での立ち位置を変更させることでラスボスとなる」ことに違和感あり。
ラスボスは最初からラスボスでないとダメだと思う。
「3」で描かれた事件全体が、ぼやけてしまう。
●数カ所、おかしな点もある。たとえば、長谷部が柏木が狙われることを知っていた点。
プレイヤーと桐生に対するミスリードのつもりかもしれないが、単なるシナリオの瑕疵。
峯がブラックマンデーと関係があったという情報はどこから出てきた?とかも。
●本編のストーリーはやや短め(当然、各章が短かい)。あっけないというかあっさりとした印象を受けた(ボスとのバトル自体も含む)。
サブストーリーを放置したら、10数時間でクリアできるのではないか?
●死んだ人物が生き返り杉。
●オープニングムービーがネタバレ杉。なかなか難しい問題だが、本作の場合、ちょっとひどい。
【バトル、武器・防具】
●「ノーマル」でプレイしたせいか、非常に簡単だった。回復アイテムも豊富に入手できるため、死ぬ人はほとんどいないだろう。
回復アイテムを持ち込めるわけだから、せめてボス戦は、ミニゲーム(インナーファイター7、闘技場)や「ヒットマンの最後の敵」くらいの強さがほしかった。
※コンティニューしたのは、8章の蛇華幹部とのチェイスバトルのみ。
●武器、防具が多いのは良い。戦闘にバリエーションが増えるし、楽しい。
しかし、現地調達できるものが多いため、これほどまでに武器を増やす必要性がない。
●雑魚戦のエンカウント率が高い。戦いを避けるアイテムを入手するまではかなりつらい。
【サブストーリー、ミニゲーム】
●豊富なミニゲーム、プレイスポット。どれも作りこまれており、なかなか素晴らしい。
まったくプレイしないものもあるが、製作者はわかってのことだろう。
●「釣り」など難易度の高いものも多いが、『龍が如く 見参!』のように技取得、キャバクラクリアに必須でないのは良かった。
●サブストーリーの「終」はやめてほしい。ロードしてやりなおしたぞ。
●期間限定ものは、できればやめてほしい。
●クリア後ではなく、本編クリア直前にすべてのミッションを攻略できるのは評価できる。
●キャバクラを面白いと思う人がどれほどいるのか?
基本作業ゲーだが、この部分だけは「攻略サイト」などを見ての作業でしかない。
●キャバつくは面白いと思う。メイクによる変化具合がよい。
【その他】
●飲食店大杉。コンプが大変。
●所持アイテム、作成した武器がすぐわかるようにしてほしい。
使用目的ではなく、単にコンプ目的で武器を作成する人が多いはずだ。そのあたりをわかってないのか?
●アイテムをアイテムボックスに送れるのは良かった。
●マップ切替時などのロードは、『龍が如く 見参!』よりやや長い。神室町はデータがでかそうだから、仕方ないか。
評判があまり良くない「3」。
※ストーリーがあまり支持されていないようだ。
毎回新しい要素、グラフィックなどの強化がある。進化があるといえるだろう。
しかし、基本的な部分は「1」と変わらない。
ゲームシステムと世界観は、「1」ですでに完成している。
映画などの映像作品なら単にストーリーを変えるだけでもよいだろう。
しかし、これはゲームだ。いくら完成されたシステムだからといって、4回目となるとさすがに辛い。
(そう考えると、『龍が如く 見参!』は良かったと思う。ただ江戸時代にしたことでタイアップ収入が……)
とはいえ、それでも面白いのは間違いない。
だからこそ、「5」も出るわけだ。
このシリーズ、遥が成長し、大人になって桐生と結ばれるまで続けるのだろうか?
おそらく「5」では中学生として登場する遥。
実時間とシンクロしているので、桐生とのキスシーンが許されるであろう18歳になるまでは、あと6年もある。
『シェンムー』を作って欲しいのだが……。
