「刀城言耶シリーズ」の第2作。
前半は読むのが苦行。後半はそこそこ面白い。
よく考えられているとは思う。ラストのアレは余分だが。
というわけだが、なぜ前半(事件発生まで)が苦行かというと、
わからない、読みづらい、つまらないからだ。
まず、伝承や民俗学のうんちく話が多い。
これらが、わかりづらいのはまあ良しとしよう。
問題は、地形、位置(空間)関係の描写(説明)である。
前作『厭魅の如き憑くもの』もそうだったが、本作では著者が何を言っているのかが全く理解できない。
事件の舞台(設定)をイメージできる人がどのくらいいるのだろうか?と思う。
編集者は理解できたのだろうか?
読者の視点ではどうかと、考えなかったのだろうか?
もし、理解しがたいだろうと判断したなら、どうしてリライトをさせたり、見取り図などをつける工夫をしないのか?
※見取り図を作ろうと、編集部が外部のイラストレーターに依頼→イラストレーター、白旗あげる、なんてこともあったのかも知れない。
もしかしたら雰囲気づくりのため、わざとやってるのかも知れない。
「わかりづらい」→「難解」→「かっこいい」なんて勘違いしているのかも知れない。
いまどきこういうのは損するだけだと思うけどね。
きっと私がバカで読解力、想像力がないのだろう。
だけど、三津田の文章力、表現力にも問題があると思う。
これは難解なのではなく、単なる悪文だ。
あと、地名、人名は徹底的にルビを振ってほしかった(→講談社ノベルス)
↓講談社ノベルス版は、装丁がひどい。
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↓原書房版は、装丁がかっこいい。村田修さんの絵は大正解だったね。ちなみに、こちらは書き下ろし短編付きらしい。
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