著者の阿津川辰海さんは東大卒。光文社の新人発掘プロジェクトで2017年にデビューしたとのこと。
すでに作品もそこそこ出しており、順調に人気作家となっている模様。
本作は2作目に当たる。
全体として、いろんな既視感があったのと、機械トリックや建物の構造の描写がわかりづらかった。
ただ、後半の解決編で少し面白い場面もある。
いろいろドンデン返しのような要素が仕込まれているが、そのあたりの評価はなんとも。
すべての会話文か改行開始しているのはシナリオっぽくて一見良さげだが、会話の主体が誰かわかりづらい場面も多かった。
独特かつ既視感のある内面描写が微妙に読みづらく、読了に少々時間がかかった。