「西口彰事件」をベースにしたノンフィクションノベル。
本作の底本は直木賞を受賞している。
本作では主人公を立てずに、事件に関係した人それぞれの事件との関わりを描いている。こういった手法が、直木賞の選考で評価されたのかもしれない。
しかし、「西口彰事件」を知るなら、他の資料をを読んだ方がよい。
完全なフィクションで、こういう手法をとったのなら感心するが、単に取材した内容を小説としてまとめきる能力がなかっただけだと思う。
文章が下手なのも痛い。一文が長く、文章のテンポが悪く、読みづらい。理解しづらい。
あまりにひど過ぎて序盤から壁投げしそうになった。
流し読みたが、一応読了した。
力作だとは思うが……。
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復讐するは我にあり (文春文庫) 佐木 隆三 文藝春秋 2009-11-10 売り上げランキング : 19395 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なお、書名は聖書から引用されているものらしい。「復讐劇」を描いた小説ではない。
また、著者の佐木隆三氏は2015年11月に亡くなったとのことだ。
