今や第一線の作家になった道尾秀介先生。
久しぶりにその作品を読んだが、本作は正直あまり面白くなかった。
初期の道尾作品のように、古い村の習俗などが出てきて、いろんな仕掛けもある。
ただミステリーとしての面白さは、ほとんどない(真犯人もすぐわかる)。
途中で挿入される悪夢の描写が象徴的だと思うが、「エンタメ」というより「文学寄り」になってしまっている感がある。謎が解明されないままの要素もある。
作風を変えようとしているのだろうか?
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