とても読みやすい。病院に立てこもった強盗たちと、警察特殊捜査班の「交渉人」による緊張感あるやりとりが描かれている。
途中まで普通な感じのプロットであるが、終盤に意外性のある展開が用意されている。
作品としては普通レベル。暇潰しにはよいかもしれない(←失礼か)。映像化に向いた作品だと思う。
※以下ネタバレ含む
犯行の動機、またなぜ病院で犯行をしたか、について一応の説明はあるが、ちょっと苦しいね。
何の関係もない入院患者たちを巻き込むというのは、どうかと思いますよ。人工透析が必要な患者もいるとのことなので、それなりの配慮はしていたようだが、人質たちが味わった恐怖というのは一生残るはずだ。
私なら、こんな面倒なことはせずに、仲間と日本刀を持って乗り込むけどね。どうせ死ぬ覚悟もできてるだろうし。
※290ページによると、全国82の特定機能病院が公表した医療過誤の総数は年間約8000とある。現時点ではどうなのかはわからないが、恐ろしい話である。
ところで、ふと思い出したんだけど、昔「火サス」で、こういうのがあった。
路上駐車していた車のせいで、救急車が立ち往生。救急車は迂回路をとり、病院にたどり着くが、時すでに遅し。処置が遅れたため、搬送されていた人は死んでしまう。
その遺族が、路駐した奴に復讐心を滾らせ鬼となるという話。
路上駐車は絶対やめましょう。「ちょっとだけなら」とかもダメですよ!
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