東野圭吾のたぶん最後のエッセイ集。
私はずーと「売れっ子作家・東野圭吾というのは、エッセイなんか書いて小銭を稼いでるのか」などと思っていました。だから、う?む、と思いながらも、ファンであるが故に、そんなエッセイも全部読んできました(『夢はトリノをかけめぐる』だけ途中で読むのやめたけど)。
本書のあとがきを読むと、東野さん自身、エッセイを書くことに違和感を感じていたらしく、「エッセイは多分もう書かない」宣言をされています。
さてさて、本書の内容ですが、東野圭吾のデビューまでの系譜、作品紹介、東野圭吾の好きなものなどについて、サラッとまとめあげられています。
好きなものについてまとめられたパートでは、私が好きな映画・演劇作品『1999年の夏休み』『探偵/スルース』 『[Focus]』などの話が出てきたのが嬉しかった。
ファンなら必読というわけではありませんが、東野圭吾という作家を知る上で読んでおいて損はないでしょう。
東野さんは、『放課後』で乱歩賞を受賞してデビューしたわけですが、『放課後』の前に2回乱歩賞にチャレンジしているそうです。初めての応募は、下書きもせずに一気に書いて、乱歩賞の一次選考を簡単に突破したそうです。なかなかできることじゃあありません。やはり才能あるんでしょうよ。
にしても、よほど直木賞(など)が欲しかったんだ、というのがよく伝わってきますよ(W
本人は相当気にしていたんですねえ。
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