読んだ本をダラダラと報告する

ミステリー、SF中心。最近読んだ本の報告のほか、絶対読んで損はなしという本も紹介します。あと、映画、ドラマ、アニメ、ゲームもね。(Since2006)

北村薫『盤上の敵』

感想ですが、主人公の奥さんの思い出・過去の話ばかりで、うんざりでした。
もちろん、この作品独自の世界観の構築、またメインプロット(仕掛け)を生かすため、さらには単にトリック主義にならんがための描写であるが、やや多すぎないか?
バランスが悪いというか。

仕掛け自体は良いと思う(粗いが)。なんか変だなあ~と思いながらも、まんまとだまされたよ。
物語が収斂していく様もよい。けどな~。

自分の女房が人質にされてるという状況で、友達に会いにいく&必要なものを買いにいくなどの理由で、警察の前から姿をくらますのは、ちょっと不自然、無理がある。
また、主人公は、どの段階で計画を練ったのか? 犯人と最初に電話中で話した時しかないわけだが……
《悪》もなんか、中途半端だし。
世間的に評価の高い作品ですが、私的にはビミョウでした。

盤上の敵 盤上の敵
北村 薫

講談社 2002-10
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あ、あと、梶原には迷惑をかけたくないから、東京に追いやったんでOKですよね?